Schedule 2011.jun

2011.06.01
:
午前12時開演

110605taipei.jpg■生猛俄羅斯 Fierce Romanticism


2011/06/05(日) 14:30開演


国家音楽廳 National Chiang Kai-shek Cultural Center


プロコフィエフ : 組曲"3つのオレンジへ恋" Op. 33bis

ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 Op. 35 / 小曽根真[Pf]

ショスタコーヴィチ : 交響曲 第12番 ニ短調『1917年』 Op.112


台北市立交響楽団


NT$100、300、500、800、1,000、1,200、1,500元(ArtsTicketにて取扱い)


TEL:02-2578-6731



練習が午前中だけというスケジュールで地獄のだらだら滞在・・・毎日台湾料理で多分太ったし、ジメジメした梅雨の台北であたしゃ腐ったよ。演奏は練習をちゃんとやりましたしセクションリハーサルなどもやり水準を保ちましたが。小曽根さんはイケてるショスタコ1番をやってくれました。特に・・アンコールにつぎの12番のテーマでの即興をお願いしたのですが、彼にしかできない技で答えてくれました。これで台北初演の12番もお客さんにとっては「知人に紹介されての初対面の人とのミーティング」の形相になり助かりました。7年前に兵士の物語井上版でアジア名奏者7人による一人にこのオケのクラリネットが入っていました。あの時は僕は歌い、踊り、指揮しという演出をしましたが・・・もう踊れない・・・最近膝が痛っくてジジイです。



110621ural.jpgウラルフィルハーモニー管弦楽団

マエストロ スペシャルゲスト シリーズ


2011/06/21(日) 18:30開演(現地時間)


ロシア : エカテリンブルク


外山雄三 : 管弦楽のためのラプソディ

ベートーヴェン : 交響曲第8番

ショスタコーヴィチ : 交響曲第12番


ウラルフィルハーモニー管弦楽団


KACCA 371-46-82



ウラル山脈がヨーロッパとアジアの境目だと小学校で習ったがそこで指揮をするとは思ってもみなかった。エカテリンブルグはウラル州の州都だが以前はシベリア州の州都ノボシビルスク(新しいシベリヤ)も行ったしロシアはかなり網羅した感じになった。もちろんだからどうだとは言わないまた行きます。26才ではじめて指揮の旅をしたときは900ルーブルもらったがその頃は100万円ぐらいの価値があったけれど換金不能!そのまま紙束で死蔵されて結局は使わなかった。今、900ルーブルは2500円ぐらいだ。ロシアのはじめての女帝エカテリーナの名をとった町のオケ(都の管轄)は小さなホールしかないがよく頑張っている。でもロシアはやっぱりオペラとバレエの方が大事に扱われている(国の直轄)。この時期は綿帽子が雪のように舞っていたが涼しくて助かった。白夜に近く11時まで明るく3時には夜が明け出す。僕はロシア語は全くダメで昔指揮であちこち回り始めたころを思い出す・・・ヨーロッパの指揮者は4ヶ国語ぐらいはみんなやるから俺は惨めな気持ち。スターリンの名が暗号で刻まれた12番は彼の国でももっとも演奏されない曲。台湾と変わらない。演奏はもちろんウラルの勝ちかもしれないがその差は大してない。ただお客さんの表現力?(拍手の多さとかではない)はなんだか明るくていい感じだったです。外山雄三さんが1965年に来ていると記録係が教えてくれましたが、彼のラプソディーは≪邦楽器はスーツケースに入れて運んだ≫受けましたし、ベートーベン8番はドミトリーリスのスタイルと違う事に楽しんでやった感じでした。チェロセクションが良く、ベースは良くなく、弦は女性が多いというのはまるで台湾とおんなじ状況だった。ロマノフ2世家族が銃殺された場所でもある。鉱物と石油でこれから未来は明るいと思われる。



110626.jpgOEK ルドヴィート・カンタ(Vc) ボヘミアの魂

<来日20周年記念>


2011/06/26(日) 15:00開演(14:15開場)


石川 : 石川県立音楽堂 コンサートホール


マルティヌー : チェロ協奏曲第2番(日本初演)

ドヴォルザーク : チェロ協奏曲ロ短調


オーケストラ・アンサンブル金沢


(指定席)SS席¥5,000円 S席¥4,000円 A席¥3,000円

(自由席)B席¥2,000円 学生席¥1,000円


石川県立音楽堂チケットボックス TEL: 076-232-8632



カンタさんがいるOEKといないOEKはたしかに何かが違う。OEKは小さなオーケストラだからトウティーの一人が変わっても何かが違うのだが、彼の場合ははコンマスが変わったりティンパニーが変わったりするのと同じように変わる。そんな彼が企画したコンサート、20周年記念のカンタさんのやりたいプロを皆でくっついていったがマルティヌーへの彼の偏愛は子供の頃の文化的刷り込みとだしても不思議な経験だった。全国からお客さんが集まりスロヴァキア、チェコ生まれのボヘミアンな魂が彼を金沢を中心とした日本中での自由で高貴な人との交流を次々と生み、大きな流れになっているのを目の当たりにした。



OEK 金沢市小学校訪問コンサート


2011/06/29(水)


石川



暑い体育館でやることになったのは歌劇座に子供たちを連れ出てくるのが学校のカラキュラムに乗せられない・・・または乗せるのに膨大な回り道作業が必要!という理由でしたがOEK事務局員の綿密な学校先生との打ち合わせ作業の甲斐もあり楽員さんが教室で個人的に少人数に音楽を聴かせ、お話をし、そのグループがそのままその人の応援団のような気持ちで体育館に集合し、オーケストラの演奏全員で聞くという趣向!
大成功だった。
はじめのAの調弦を「あくびしているみたい!」という子供たちの表現には
僕たち全員ニッコリ!




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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂

「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

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ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:ロシアとキルギスの主題による序曲

大阪フィルハーモニー交響楽団