■PFUチャリティコンサート
2013/12/07(土) 15:00開演(14:00開場)
石川 : 石川県立音楽堂 コンサートホール
ビゼー=シチェドリン : カルメン組曲
マルコーニ : バンドネオン協奏曲 / 三浦一馬[バンドネオン]
ハイドン : 交響曲 第94番 ト長調「驚愕」
無料(要入場整理券)
応募の詳細は株式会社PFUページ内プレスリリースをご覧ください
問合:株式会社PFU 『チャリティコンサート係』 TEL.076-283-8570(直通)
バンドネオン三浦君が素晴らしい成長!!「らしく」なってきた。あと数年できっと大きくブレイクするだろう。慌てずに欲を出していろんなものを吸収し続けている感じだ。OEKの大スポンサーPFUの長谷川社長はさすが石川金沢の優良企業の中心人物。多くの深い文化や人と人との間の相違への疑問などを話題とした前夜の会合はよくある「お付き合い」とは大違いでした。
山本直純さんと小澤征爾さんはどうやら本当に友人だったらしいからこのコンサートに小澤さんが風邪で(本当です)来られなかったのは残念の極み・・・12月2日にやっていた僕の成城学園での子供のコーラスの練習にも来て子供たちに指揮者を見るということはどういうことだとか、みんなと一緒に息をすることはどう言う意味があるかとか練習してくれたのはなかなか良かったのですが・・・自転車で練習に来て汗かいたのにそのまま帰るんだもの風邪ひくに決まってます!!僕も3月の平壌でおんなじような経験を自分でしたためOEKに迷惑をかけたし、右翼の騒ぎに油を注いだからからあまり文句を言う気はありませんが・・。顔だけでも見せて欲しかったなあ。
『オーケストラがやってきた』という番組を知らない世代も多く聴きに来たようだが、あの番組は直純さんにとっては両刃の剣のようなツールではなかったか?と強く思い至りました。
この日に演奏されたうちの中心の2曲、60歳を過ぎてからのシンフォニックバラードの持つ行き場のないデカダンス、それにひきかえ、32歳の時のこれは本当の名曲として、演奏を重ねられていくだろう遠足という作品のあいだに横たわるものは僕はなんと言ったらいいかわからない・・・!時代が悪かったのか?家族のために生活していかねばならなかったからか、お酒を飲みたかったのか、新日フィルに仕事を作る必要だったためか・・・年がひとまわり以上離れている僕がなんだかんだ言うべきではないが・・・「遠足」のヒラメキと自然さに満ちた作品が書けた彼がタレントとしてあのような形でオーケストラ界に足跡を残したことが、彼にとっていいことだったかどうか・・・?
とはいえ、この日の成城学園の子供達と新日フィルの長い関係から紡ぎ出され、また高橋先生、西谷先生そしてこの曲を再発見した古橋さんの愛情あふれるリレーで産み落とされたこの素晴らしい子供たちの美しい声の高い芸術的な結果は、これから多くの追従者を生むと信じられる素晴らしい忘れられない一夜になった事は間違いない。
あの子達は必ずみんな一生一つだと思う。そんな時間が共有できるなんてなんて幸福なことか!
実は僕の成城初等科楠組の60年来の友達も沢山聴きに来ていたんだ。僕たちの記憶は歌ではなくって、おごちゃん=生越嘉治先生と作った沢山の「創作劇の時間」だったけどね。
オーチャードホールではバイオリンの小品、ましてはチェロコンチェルトはなかなか満足できる響きにならないことが多いのですが、今回の2人はその点で十分に素晴らしかったです。財団は長い間ストラディバリウスを誇らしげに人々に聴いていただくためのコンサートを続けておられたが、今回僕としてはコンサートというものの本質はそこ(楽器)にあってはいけなくて、あくまで演奏者の能力と姿勢にあることをプログラム全体としても表現させていただき、財団の深い理解もあってこのようなフレンチプログラム,それも「ミューズと詩人」という珍しくも美しい作品をハイセンスなお客さんたちに紹介することが出来たことがとっても有難かったです。
諏訪内さんと石坂さんは基本的に「素敵」だけれど、人間それに溺れたとたん別の方向の「人気」に寄りかかった方法で世渡りする演奏家が多いのを尻目に質の高いところを目指そうとしている2人と感じています。特に團十郎さんの高貴さはなかなか得難いと思います。これから自分を上手に育てて欲しいと思いました。N響も最後のラヴァルスでは自分たちの力を解放して華やかな後期ロマン派をフランス風に作り替えたラベルの香水のような音色を、
多少へばった指揮者を盛り立ててホールに豊かに具現してくれました。
700程度の残響の多めの小さなホール、地震で壊れたのにも関わらず4億円かけて直したことを聞き、アンサンブル一同渾身のベートーベン5番で、その価値を寿ぐ演奏ができたと思う。音楽で人生を変えてやる!という異端児で天才で努力家だったベートーベンの名曲中の名曲。そのままそこに聞こえたはずだ。
後半は練習では大いにいろいろ遭り苦しみぬいた室内楽志向のソリスト二人。
ブラームスの持つ体に纏わりつくような音楽は前半と全く対照的だ。
お客さんはどう感じられたでしょうか?距離は遠い金沢と松本の二都物語これからどう展開するのだろう!サイトウキネンとアンサンブル金沢の共演とかがあったら刺激的だろうに。
大阪フィルハーモニー合唱団は多少エキストラが混ざっているとは言え、以前の団体とは比べられない良質なものに変貌している。ただし大阪フィルハーモニーとの人的交流はまだまだ薄いように感じられるのが残念だ。東京交響楽団の合唱団は毎年アーディションを行い、親睦団体ではなくほとんどプロ集団のような実力を持っているが、まずはあそこに学ぶ必要があろう。最も僕が以前立ち上げた京響合唱団も一度は全部潰すに等しいオーディションを行い人も随分入れ替わったものの、東京の生き馬の目をくり抜くような競争世界とは違う環境が関西であることは理解している。でもどのコーラスもほかのオーケストラに招待されるくらいにならないと!
大フィル合唱団は、例えば招聘する指揮者に練習を聞いてもらいコメントをもらうとか、無理やりにでも、場数をできるだけ多く踏んでもらっていくことが発展の最低条件であろう。
小林小川福井青山は特に良いグループと思う。福井さんは輝かしく、小林は今年ついに第九が本格的に歌えたし、小川さんの美声、青山くんの凛々しさと力強さ、みな素敵だった。そして百戦錬磨大フィルの倍管による第九の演奏も今回は一日目はアンコールでの蛍の光関係の緞帳の隙間に災いされて(新生フェスティバルホールでの産みの苦しみ)いたが、2日目は理想的な第九が具現されて心底嬉しかった。このところ私はこの曲は一年ごとに指揮することにしています。よろしく。
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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