モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」~庭師は見た!~新演出

2015.10.24
東京芸術劇場 コンサートホール
午後 2時開演

東京芸術劇場シアターオペラvol.9
全国共同制作プロジェクト(全4幕・字幕付 原語&一部日本語上演)

指揮・総監督 : 井上道義
演出 : 野田秀樹
副指揮 : 佐藤正浩

アルマヴィーヴァ伯爵 : ナターレ・デ・カロリス
伯爵夫人 : テオドラ・ゲオルギュー
スザ女(スザンナ) : 小林沙羅
フィガ郎(フィガロ) : 大山大輔
ケルビーノ : マルテン・エンゲルチェズ
マルチェ里奈(マルチェリーナ) : 森山京子
バルト郎(ドン・バルトロ) : 森雅史(5・6月公演)、妻屋秀和(10・11月公演)
走り男(バジリオ) : 牧川修一
狂っちゃ男(クルツィオ) : 三浦大喜
バルバ里奈(バルバリーナ) : コロン・えりか
庭師アントニ男(アントニオ) : 廣川三憲

新国立劇場合唱団
金沢フィガロ・クワイヤー/オーケストラ・アンサンブル金沢(5月石川公演)
フェスティバルホール フィガロ クワイア/オーケストラ・アンサンブル金沢(5月大阪公演)
兵庫芸術文化センター管弦楽団(6月6,7日兵庫、10日香川公演)
東京交響楽団(6月17日神奈川公演)
読売日本交響楽団(10月24,25日東京公演)
山形オペラ協会合唱団/山形交響楽団(10月29日山形、11月1日宮城公演)
宮崎県立芸術劇場コーラスアンサンブル/九州交響楽団(11月8日宮崎公演)


声楽アンサンブル :
佐藤泰子、宮田早苗、西本会里、増田 弓、新後閑大介、平本英一、千葉裕一、東 玄彦
演劇アンサンブル :
河内大和(5・6月公演)、川原田 樹、菊沢将憲、近藤彩香、佐々木富貴子
佐藤悠玄(10・11月公演)、下司尚実、永田恵実、野口卓磨
チェンバロ、コレペティトゥール : 服部容子

チケット: S席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席4,000円 D席3,000円 E席1,500円 SS12,000円
演奏会お問い合わせ先: 東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296

【道義より】

このページは24日のためのものですが、実は追加公演を22日にやったので書きます。春に売り出し早々に野田パワーは川崎で全開!売り切れて、そのあとに東京の24,25が売り切れたため、本当は有り得ないスケジュールに無理やり公演を増やし、沢山の方たちに見て聞いて感じてもらえたことが有り難かった。
まずは読売日本交響楽団の 初Figaro が滑らかに進んだことを寿ぎたい。
僕が学生の頃、男だけのオーケストラとして華々しくデビューし、(僕が後々ブルックナーの世界に導かれるきっかけとなったギュンターヴァントとの日本初ブルックナー8番!を思い出します)紆余曲折ののち、音楽に女性がいないとどうもギクシャクすることを強く感じた時代を経て、今の読響はしなやかなモーツアルトを演じて?くれた。またこの公演にはチャンバロの服部容子さんの力は無くてはならないものだった。何人かのソロ木管奏者も経験と閃きに満ちていた。

追加公演の為か、「ふう~~んそんなに評判なのなら見てやろう...」的な東京らしい観客態度を野田秀樹の才能と夢の遊眠社時代とは真逆の演出方法は見事に勝利したと感じたのは後半だった。もう一度来たいとの声が多い。
モーツアルトには多少大きすぎる芸劇だが沢山のアイディアの持ち寄りによって3時間半に切り詰められたとはいえ、長いこのオペラが短く感じられたとの声が高く...してやったり...な、ソウカントクは、実は歯が痛くって薬漬けで多少ぼんやりした一日だったが。


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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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