グリーグ・シベリウス・プロジェクト 藝大フィルハーモニア定期第324回 グリーク劇音楽《ペール・ギュント》

2007.06.08
東京: 東京芸術大学奏楽堂(大学構内)
午後 3時開演

15時と19時の2回公演

劇音楽《ペール・ギュント》(全曲)
ヘンリク・イプセンによる戯曲への付随音楽

18:15~ プレコンサート(夜公演のみ)
グリーグ 「叙情小曲集」より  Piano:多賀谷 祐輔

指揮/演出/日本語台本: 井上道義

出演
ソールヴェイ:元村 亜美
アニトラ:坂上 賀奈子
ペール・ギュント:駒田 敏章
三人の山羊追い:谷原 めぐみ,松原 典子,小林 沙羅 ほか
語り手:井上芳雄 (俳優/藝大出身)

照明: 海藤春樹

東京藝術大学有志合唱団(合唱指揮: 黒川 和伸,辻 博之)
藝大フィルハーモニア(管弦楽研究部)

チケット: 2,000円(全指定席)

【道義より】

かなり問題の多い練習環境であったが結果的にはやってよかった。今回の演出を通してグリークというよりもイプセンの広く深い世界を表現したかったのだが、芸大としてやりたかったところの「本邦初のノルウェー語による全曲上演」もそのとおりにやり通した。
演奏芸術センターの先生達はじめ、何人かの学生院生の献身的な態度は目を見張らされた。
僕はこれまで芸大の中を歩いた事さえなかったが、なかなか良い空間だった。
その日その日の気分でいろいろな場所にいられるのだから、桐朋とは大違いだ。
しかし背後には同じ演奏家でありながら生徒を愛するあまりか一日2回の公演に反対する声があったのには開いた口がふさがらなかった!芸術で身をたてる一番の基本は体力、・・・・そして精神力なのだ。
しかし、これからさらにペールのごとく自分の殻を常に疑い、壊して進む人々の集まる大学になる希望が十分感じられた。特に駒田君、井上芳雄君、本当にすばらしいな。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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