■新日本フィル特別演奏会 ニューイヤー・コンサート2012 <一年の計はお正月にあり!>
2012/01/03(火) 14:00開演(13:30開場)
東京: すみだトリフォニーホール
♪ 2012年、新日本フィルの幕開け!
J.シュトラウスⅡ : 喜歌劇『こうもり』序曲
♪道義チョイス、シンデレラとシュトラウス in ロシア
J.シュトラウスⅡ : ポルカ『クラップフェンの森にて(パヴロフスクの森にて)』
プロコフィエフ : 組曲『ワルツ集』より
J.シュトラウスⅡ(ショスタコーヴィチ編): ポルカ『観光列車』
♪ニッポンの心、ニッポンの粋
外山雄三 : 管弦楽のためのラプソディ
♪2012年=ドビュッシー生誕150年・スカイツリー開業
ドビュッシー(ビュセール編): 小組曲
♪新日本フィル自慢のイングリッシュホルン名手によるソロ
モーツァルト : アダージョ K.580a /森明子[eh]
♪辰年2012年
ヨーゼフ・シュトラウス : ポルカ・マズルカ『とんぼ』
♪世界の名河 ウィーンのドナウ、墨田の隅田川
J.シュトラウスⅡ : 美しく青きドナウ
新日本フィルハーモニー交響楽団
S/一般¥5,000 65歳以上¥2,500 墨田区在住在勤在学¥3,000 小中学生¥1,000
A/一般¥2,000 小中学生¥1,000
新日本フィル TEL.03-5610-3815
今回のこのコンサートは億面もなくしゃべりまくることにした。年末にある武道館でのロックコンサートに招待されてみて、ショウモナイ大音響を耳に詰め込まれながら、何がなんだか聞こえない歌詞に埋もれながらメッセージもはっきり分からないまま、しかし、客席との一体感のあるエネルギーに満ちた・・・と錯覚させるだけかも・・・演奏会のあり方に触発されたからだ。内容より内実というとわかりにくいだろうが、音楽を聴きに行きたいときはコミユケーションを欲しい人の方が音楽そのものを聞きたい人より圧倒的に多い現実を見せつけられたからだ。プロコフィエフのワルツは実に色彩感と生命力に溢れている。なぜ今は世界中からダンスが、お祭りの踊りが少しづつ駆逐されているのだろう?ダンスホールなんかないし、ディスコさえ、ない。踊りは見るものでなく自ら踊るものなのに。スポーツや音楽と同じはずなのに。
25年前に同じ団体で(その頃は同時代の京都市交響楽団よりうまかったぜ)やはり第九をやったとき、まだまだこの曲は演奏の機会が少なく、僕も指揮は初めてだった(39歳だった)その頃、京都のみならず社会全体とも家族や友人とも猛烈な対立をしていた時期でこの曲を振ることが個人的にも命綱か「蜘蛛の糸」みたいなものだった。・・・・それから運命はシカゴ交響楽団との9番まで飛翔し、ショスタコーヴィチの世界に重心を移し僕も65才生きながらえて今日という日を迎えた。何らかの変化があるかと言えば、間違えなくあると言える。あの頃、また新日フィル等との自分の演奏も、死を暗いもの、または別離というものが悲しいものだとしていた。今も世の中のこの曲の3楽章から4楽章の演奏がほとんどそっちに向かっているが・・・スコアをよく読めば、またマーラーを知れば知るほど・・・自分の信じる高みへと人生の戦いを終えた人間が至った境地、すなわち肯定と感謝を書き綴った音楽であることを、いまは間違えなくこの3回シリーズで表現できたことだ。アマチュアといえどもバカにできない、上手いだけのベルリン・フィルの演奏に感動がないこともよくあるのだぞ!ということは今回の京都大学オーケストラ(京都幾つかの大学学生混成でもある)が95年の伝統に加えて今の若者が出した答えとして誇っていい結果だ。 なにより京都夕日は美しくなければならぬ。
ああそうそう天体の音楽ワルツもそんじょそこらのプロオケには出来ない血肉になったワルツ演奏だったな。さらに若い、次の世代の学生達よ、ありがとう。
実はNHKテレビの「次世代のエリートへの期待番組」を見ていたうちの奥さんに「あなたももう次の世代にいろいろ伝えることをしなければいけない年じゃないの?」と言われた次の日にこういう結果を目の当りに証拠として出せて、オクサマドーダバカニスンナヨというメッセージになったとも思う。生命は天体からやって来たらしい。
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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