【ALL ABOUT】東京の中心・野音で野外クラシックコンサート!
井上道義インタビュー 執筆者:大塚 晋
2013.08.19
http://allabout.co.jp/gm/gc/425493/
■日比谷野外オーケストラ・ピクニック
日比谷野音90周年記念事業
2013/10/06(日) 1回目 14:15 / 2回目 16:30
東京 : 日比谷野外音楽堂
※雨天の場合は日比谷公会堂にて実施致します。
J. シュトラウス: 常動曲(TV「オーケストラがやってきた」テーマ曲)
久石譲: あの夏へ(千と千尋の神隠しより)、魔女の宅急便、となりのトトロ
マーラー: 交響曲より
チャイコフスキー: くるみ割り人形より「あし笛の踊り」
新日本フィルハーモニー交響楽団
全自由席 前売券2,000円 当日券2,500円
主催: 日比谷野音90周年記念事業実行委員会
KAJIMOTO/新日本フィルハーモニー交響楽団
音響協力: ヤマハ株式会社
カジモト・イープラス TEL. 0570-06-9960
台風が22号23号と続けて日本に向かいテルテル坊主もあわやタダのクソ坊主になりそうだったが神のみこころ!ピクニックをやらせてくれた。湿気が強く死にそうに疲れた。 「あの夏へ」という久石譲さんの千と千尋の曲はピアノを弾いたが、もう指がダメで練習中にあれだけなのに絆創膏だらけになる始末。 子供たちの方がよく知っている曲と僕の方がよく知っている曲の競演のプログラム。マーラーの7番の終楽章は彼の混乱した中年から老年への人生変わり目の精神状態そのままの作品。「神が死んだあとの時代」、死に向かって行く年になって一応満たされた地位と音楽的位置からその後の目標がどこにあるか苦し紛れ探っている趣の作品。奇しくも宮崎駿監督も長編を書くのをやめたとの報告。いま鳥と雲と音楽の間にいたジャンケンポンをした子供だった君もいつかこの日があるね。 ピクニックはまたやろうと思う。もう少しお互いに楽な曲でね。
エルシステマのアブレウ博士臨席のもと、この地球を股にかけた素晴らしい少年と少女達の2つのオーケストラはじめてのコラボレーションが大成功のうちに終わった。僕の耳にはうるさすぎるベネズエラの「生の爆発」ではあったがそれはどうでも良いこと。エリクソンルイスの上質な自由さと強さでのディッタースドルフのコンチェルトもあの中から生まれたのだ。優しいトランペットの音色を奏でるフローレスも。
そして梶本音楽事務所の佐藤氏の長年の夢が叶った日でもあった。
彼に夢を追わせた社長は、その頃自分の夢であった東北の松島でのデュダメルも含むプロフェッショナルたちと不思議な風船のような移動コンサートホールでの成功を見ていた。
どちらも難産だったし、エネルギーを費やしただろうし赤字だあったろう。
でもきっと神はこの二つの「真っ赤な太陽?」のようなクラシック音楽を介しての若い人間の築いた空の上の立派な城に祝福しているだろう。
そしてこれを成し遂げた誇りがこれから千葉の人々にも、カラカスの街にも、仙台にもいつか考えもしない果実をもたらすだろう。
もうそれは種を蒔いたという次元ではない。木々は育ち葉は豊かだ。
三角帽子は全員無理なく暗譜だった。特に千葉の若いバイオリン弾き達は必ずや日本を背負っていくと思える人材群だ。おめでとう佐治薫子嬢78歳。
その頃恩師三善晃(80歳)と愛してくれた親戚の河津のおじちゃん(92歳)が静かに息を引き取った。さあ僕もあと何年、朝あくびができるだろうか?
委嘱作品の再演には気を使う。僕の好き嫌いで決めたくないからだ。作品が優れているか優れていないかは、半分はオーケストラの人たちがやる気になれるかどうかにかかっている。自分の演奏が作品に何らかの個性を付け加えられたり、存在を共有する意志が持てるかにかかっている。その判断は知性だけではいけないし感性だけでも測れない。以前の西村作品と並んで再演した今回の一柳作品は、石川の農民歌漁民歌の採譜されたものをもとにした部分と、自由な祭りのイメージの部分に挟まれた部分はバイオリンやフルート、チェロのソロに任されている。
そのソロの部分は演奏技術に頼る音使いで、演奏者がどう頑張ってもその中に霊感は感じさせないのが残念だがが、両端の部分はお客さんにも一回で感情移入が楽しめる作品だ。
ベートーベンの1番、7番は最近入ってくれたフルートの工藤さんの力も大きく、実に一本筋の通った力強く永遠の新鮮さを再現できた演奏になった。
キッテ初めての正攻法の試みであったが、あの環境で人々に本物の演奏を届けるのは厳しい行為だったが、どう受け止められたのだろうか?主催者はまた来年やろうというが、もう少しだけ人々が歩けないほど(立錐の余地もなくなれば)になれば!もう少しシーンとするだろうか?そうすると消防署が何のかんのと言い出すのだろうか?
死ぬかと思った!山本君が「10年来の夢であった」という作品リサイタルなのに何と・・・・本番の2日前まで40分をこす新曲のアンティフォナの楽譜ができてこない。出来ていたがこれも初演の難解な「交響曲」の方は楽団側の不手際でせっかく指定したボーイングがパート譜には全くの白紙・・・これでは常識のある指揮者やオーケストラならコンサートはキャンセルしても良い状況。
やることにしたのは単にただ一つ「純之介がこの作品でやりたい内容が意味ある行為だと信じられた」から。親父が直純だということとは何の関係もない。確かに観客は少なく寂しかったが、クラシックの作品の初演にはこういうことはどこでも起こる。逆にいろんな手でもってホールを一杯にしての世渡り上手な初演などで、どうにもならない作品初演をイヤといううほど見てきている。
オーケストラもトップが練習時間をうまく仕切れない中、最大に協力的であり、「同志力」を見て聞き感じることができて新日フィルの良い面の伝統をもう一度垣間見ることができた経験であった。ひょっとしたらアンティフォナは改訂、推敲をしっかり行えば生き残れる名曲かもしれない!!本当です!!
浄瑠璃の竹本駒之助さん太棹三味線の鶴澤さん。素晴らしい素晴らしい素晴らしい。またこの台本を考えた東さん天才!全くいかれているとしか思えない山本さんだが人選の才は素晴らしいです。でもお願いだから純之介さん、自分の作品は頭の中で楽譜を見ながら鳴らして時間を測りましょう。また、テンポぐらい間違えないものを書き込んでください。下手でもいいから自分で振れないものは書かないでください。一曲演奏を出来なかった(練習時間が足りなくて)「華厳のしゅうじ」ですがやっていたら演奏会は9時半に終わらなかったかもしれませんよ!でも素晴らしい部分を秘めた作曲家ですねあなたは。おかげでお爺さんの道義、本当に疲れて今日は体が変になっています。
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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