OEK 第393回定期公演フィルハーモニーシリーズ

金沢は小さい街だからだろうか？昨日、本番前にホテルのエレベーターを降りていたら
乗ってきた女性が「ああ！、井上さん！横浜から聴きに来ましたー。アフラックの
サントリーホールでのコンサートの最後に「金沢はのど黒、兼六園、東茶屋と
思っている人ばかりだけれど、駅前の音楽堂でこのオーケストラを聞かないのは。
間違っている！とおしゃったから早速来たんですー！」と言う。「そりゃ嬉しいなあ」
と受け答えしていたら、上の会から乗っていたカッコいい背広の男性が「私...
アフラックの社員です。現場に居ました、楽しい音楽会ありがとうございました！」
と嘘みたいな出来事。その瞬間エレベーターは宇宙空間で爆発した・・・・。

コンサートはペルトの宇宙の時間と空間が教会の鐘の音と単純な音の重なりで、
見えるような作られた作品の後、大人になった神尾真由子のベートーベンの
バイオリンコンチェルトと、今までも数回演奏してきたアンサンブル金沢との
特許意匠登録世界遺産的「田園」という、シンプルかつ、最高級なプログラム。
この後３回のツアーを控えている。真由子ちゃんも、関西風ギンギン個性を、一旦鞘に
納めてのベートーベンのパレットでの演奏を試みている。
マッターホルンのような作品、素晴らしい。

今日は４０人のホルンを聞くというオーディション。死ぬ。