チャイコフスキー : 歌劇「エフゲーニ・オネーギン」― ポロネーズ
ラロ : スペイン交響曲 ニ短調 作品21*
チャイコフスキー : 交響曲 第4番 へ短調 作品36
*クリスティアン・テツラフ[Vn]
NHK交響楽団
NHK交響楽団とベトナムホーチミンでのオペラハウスでコンサートをやりました。
フランス植民地時代の建物で、120年は経っている(もちろん改装は行われている)建物。
イタリアの地方都市にあるオペラハウスのようなサイズだが、さすがフランス風でなかなか良い感じ。
僕もN響もベトナムは初めてであったが、メインスポンサーANAや現地のオーケストラ、の協力もあり昨日の一回目は大成功。ホールの目の前で行われている地下鉄駅工事には清水建設の名も。NHKTVが録画をしたので、いつの日か放映されるのでご期待ください。普段と違うN響!の響きとか!
ソロのクリスチャン・テツラフは巨匠に向けて王道を行く音楽、自分のやることに対してもオーケストラとの協奏関係においても大人であり青年であり気持ちが良いことこの上ない。
冗長になりがちなラロのスペイン交響曲という名のコンチェルトを飽きさせずに、時にはあの華やかさ一辺倒の作品でも感動さえ与えてくれるという稀有な結果だった。
ホールのイメージにも合うラテンな音楽!
一方チャイコフスキーの4番は、そんな小型サイズのオペラハウス、それも反響版はホーチミン市交響楽団に借りたもので音は上に抜けてしまう構造の音響の中、全員不思議に全身ネジくれたチャイコフススキーの過剰な感情表現の世界にどっぷりと入り、まるで昔からフランスにあこがれていたロシアインテリ芸術家日本を経由して遂にホーチミンまで流れ着いたような風情。
それもホールすぐ隣のホテルでの美味しいFRENCH CUISENEの流れの素晴らしい食事の喜びに支えられたからか、日本一のオケはワールドクラスの演奏を熱帯の若い国の人々に届けたのだった。
アンコールには何時までも外山雄三のラプソディーではないだろうと、井上の強い希望で伊福部昭の交響譚詩の一部を、同じく農耕の長い伝統ある日本から
お届けした。彼らの国歌が書かれた第二次世界大戦中、伊福部は早死したお兄さんのためにこの曲を書いたもの。ゴジラばかりでない伊福部の力強い、地面にしっかり根を下ろした音楽はぜひオリンピックのチャンスに、世界の人々に聞いてもらいたいと思う。
野村萬斎さん、椎名林檎さん、考えてくれ。
明日は本名徹次君の本拠地ハノイでパリガルニエの小型版オペラハウスでの公演。
楽しみです。
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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