洋邦コラボレーション・コンサート

2018.11.07
石川県立音楽堂 邦楽ホール
午後 7時開演(午後 6時15分開場)

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ペルト:タブラ・ラサ
 山根一仁、アビゲイル・ヤング[vn]
 大井浩明[Pf]
 渡邊荀之助[能舞]
 奈良宗久[お点前]
作曲コンクールで選ばれた曲
ストラヴィンスキー:ミューズを率いるアポロ

指揮・演出:井上道義
オーケストラ・アンサンブル金沢メンバー

チケット: SS席5000円 S席4000円 A席3000円 B席2000円
演奏会お問い合わせ先: 石川県立音楽堂 Tel:076-232-8632

【道義より】

打ち上げの鉄板ステーキ屋に入って(片瀬)おやじに今日はこういう会だったとチラシ
を見せて説明したら開口一番「なんともマイナーな出し物」と。ハイハイ・・そう
感じるだろう。それなら、AKBならメジャーなのか、OEK定期がそうなのか、
メジャーリーグならメジャーなのか、トランプ選挙ならデカいのだろう。
こういう価値判断は、全て主観だ。珠世ムジカーザで毎日行われている公演がいい例。

今日のコンサートのテーマは「空/くう」、表現できたと思えるのは「忘れがたい時」

邦楽ホールでなければ、金沢でなければ、今でなければ、出来ないことを構築した。
素晴らしい出演者一人ひとりは、僕も含めてギリギリの冒険をしたし、
第一回是阿観コンクール優勝の若林千春君の作品も、ペルトのタブララサ能舞とお手舞付き
と、ストラヴィンスキーの名曲アポロンムザジェット(碌な演奏を聞いたことがない)に
伍して、素晴らしい作品だった。再演が続くだろう。
アポロ~は50年前斉藤秀雄に叩き込まれ良い弦楽合奏団と演奏したかったが、
長い間「マイナーである、客が知らない!」と言われプログラムに乗せられなかった!

この3曲での舞台、このまま、ロンドンであろうが、ベルリンであろうが、パリで
あろうが、どこに出しても今日と同じ大喝采だろう。
これがアンサンブルと、音楽堂の設立精神。世界レベルへの志向!
それが唯の主観であったとしてもだ・・・・忘れてほしくない、崩してほしくない。

裏方さんの充実した仕事ぶりが忘れられない。狂熱の日!

緑縁禄碌・・・違いの判らない俺、食べ物にもあまり興味のない俺だが、
片瀬は肉もだが、コメが一流だった!・・・・・・・・・・・・・・・・・気がする。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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