去年はテオドールクルレンティスが受賞した。
勿論2011年にロシア国立交響楽団でブラームスなどをやったが、その時は時間が
少なくて(厳冬だったし)行かなかった場所に行ってみた。行ったのはちょうど
50年前、斉藤秀雄先生率いる桐朋学園渡欧弦楽オーケストラの1か月以上にわたる,
31回のコンサートの最初の寄港地だったソヴィエト時代のホテルロシア!
当時世界最大規模のホテルと言われていた、クレムリン脇の以上にデカかったホテル。
なんとそこは今は跡形もなく、美しい公園が出来上がり、敷地には多目的ホールさえ
ある!!その上もっと印象的であったこれも当時世界一の大きさのグム百貨店・・・
友達の尾高たちとうろついた当時、重ね着をしたロシア風太ったおばちゃん達が、
パン、ヨーグルト、ソーセージなどをあてがわれた小さな紙と引き換えに1時間2時間と
並んでいた暗いエスカレーターもエレベーターも動かない(まるでショスタコの13番
のシンフォニーの歌のようだった)・・・が、ニューヨークや、銀座以上に、ドバイ並み
に派手派手しくピカピカと偽の桜の木の廊下のオブジェと共に、ブランド品を売っていて、
はい、そこには当然沢山の中国人の団体さんが!!
町には世界中の自動車が1964年の東京オリンピック当時のような工事ばかりの中心地
に溢れ、昔は、ラダ、モスクビッチなどばかりだったし、車の数は1000分のⅠぐらい
だった。もちろん逆にあの頃のひどい排気ガス汚染もなかった。
実は、なんだかわけのわからない今年でまだ2回目の「国際プロフェッショナル
音楽ブラヴォアワード」という賞(賞金なし)を受け取るためだったのです。
東京で行われる高松宮記念文化賞の審査の日程だったが、事務局に了承をしていただき、
モスクワ突貫往復だ。
他の受賞者はビットリオグリゴーロ、アンジェラゲオルギュー、若いピアニスト
イワンべソノフ、とか、中国のバス歌手や、あまりうまくない3人のイルヴォーロもいました。
驚いたのは僕に賞のトロフィーを手渡す役割が、ハリソンフォード!と思っていたが違って
マイケルボルトンという歌手らしい...ラリっていた感じ。
そう、その後に何故かSaturday night フィーバー、グリースの!トラヴォルタが来た。
何故なんか全く不明!パンダとしても凄い。ヘレンミランがステキなスピーチ。楽屋からの
階段で楽しく話も出来た。
不思議なのは、1回目に受賞したバレリーナのザハロワが
目を奪う猛烈美しい抽象的なバレエの美の極を踊ってくれたと思えば、
全く知らないボリショイの若い歌手もいた。
僕は多分ショスタコーヴィッチ関係の指揮やペテルブルグ、エカテリンブルグ、
ノボシビルスク、などでの活動の結果なんだと思えるが、さすがロシアな世界。
細かいことはわからない。俺はいつも冒険が好きで、こういう怪しげなのには、恐れず
出て行っている。ギドカンテルリ記念指揮者コンクールだって、まったく知られていな
かったのだが、なんとムティ、インバル、道義、スダーンと続いた後しばらくして
ポシャッタ。この賞が良い方向に育つことを祈るし、過剰にケバケバシイものにならないように祈る。
道義は指揮なんで演奏なんか軽々に出来ないので、ボリショイ劇場を埋めた、VIPさん前に話すだけで終わった。内容は上に書いたように始めてきたのは50年前で
大チェリストのロストロポーヴィッチが初めてオペラを指揮するのをこのホールで偶然見た
こと、非常にオーバーエモーショナルで動きがわかり憎く、指揮者としては当時は初心者
だった事、ショスタコヴィッチの音楽をロシアの人はともすればソヴィエトの音楽と
一刀両断にかたづける人が多いが、彼の音楽は非常に個人的な内面の発露で、集まっている
皆さんもぜひ自分の事として聴いて欲しいと生意気言ったりしました。
通訳は偶然!金沢に3年間いたというエフゲニーボロディッチ君(日本語からロシア語)
でした。谷本知事の通訳も数回やり森喜朗さんの通訳もやっていたのに・・・なんと
彼は音楽堂をずっと横に見ながら一度も入ったことがなかったという。
あああ、これだよ!音楽堂!もっと外の人に見学ウェルカムとか、
外人お試し定期演奏会初回タダとかにしてあげてくださいな。
勿体ない。・・・遠くなった谷本さん!
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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