新日本フィルハーモニー交響楽団 サマー・コンサート2019

2019.08.24
岐阜県:可児市文化創造センター 主劇場
午後 4時開演

ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 「田園」op. 68
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op. 47 / 辻彩奈[Vn]*
シベリウス:交響詩「フィンランディア」op. 26

主催:(公財)可児市文化芸術振興財団

*正表記:一点しんにょう

チケット: 全席指定 7,000円 18才以下 3,500円
演奏会お問い合わせ先: 可児市文化創造センター・インフォメーション 0574-60-3050

【道義より】

可児という町は岐阜県で愛知県との県境の街にあり、なかなか豊かな街と見受けた。
高台にあるホールの目の前に豊かな芝生が子どもが遊べる浅い池を囲んで美しい。
ホールは1020程度のサイズで、多少切符の値段を東京並みに高く(S席7000円ほど)
設定する必要があるが、演奏者の息つき、表情、個々の演奏家の音も聴き分けられよう。
多少ドライな響きだが来年15周年での改修で多少良い方向になることが理想だ。

とはいえ、行くだけで豊かな一日を感じられるホールだし、きめ細かなケアーが感じられる
事務局は、きっとこれからも積極的に良い内容のものを選んでいくだろう。

昨日の演奏は、辻彩奈という「地元」の演奏家という安易な選択ではなく、コンチェルトは
彼女の最も良いところが発揮できるシベリウス。ただの名曲プロではない。
前半は道義が長年培ったベートーベンの田園の演奏方法を12分に披露させていただいた。
少数の人たちがゲネプロを聴いてくれ、終わってからコンマスと懇談会という
面白い企画が組まれていたが、前日墨田の練習にも子供たちが30人ほど。
その時はフィンランディアの金管とティンパニーを聴いて初体験の彼らの心臓は
凍り付き、ほくそ笑んだ悪魔道義、可児では一人の美人のお客さんに心臓が止められた。



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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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