(全4幕・字幕付 原語&日本語上演)
指揮・総監督:井上道義
演出:野田秀樹
アルマヴィーヴァ伯爵:ヴィタリ・ユシュマノフ
アルマヴィーヴァ伯爵夫人:ドルニオク綾乃
スザ女(スザンナ):小林沙羅
フィガ郎(フィガロ):大山大輔
ケルビーノ:村松稔之
マルチェ里奈(マルチェリーナ):森山京子
バルト郎(ドン・バルトロ):三戸大久
走り男(バジリオ):黒田大介
狂っちゃ男(クルツィオ):三浦大喜
バルバ里奈(バルバリーナ):コロンえりか
庭師アントニ男(アントニオ):廣川三憲
声楽アンサンブル:藤井玲南、中川郁文、増田弓、鳥谷尚子、新後閑大介、平本英一、東玄彦、長谷川公
演劇アンサンブル:川原田樹、菊沢将憲、近藤彩香、佐々木富貴子、末冨真由、花島令、上村聡、的場祐太
合唱:北九州芸術劇場フィガロ合唱団
管弦楽:認定NPO法人響ホール室内合奏団
主催/(公財)北九州市芸術文化振興財団
共催/北九州市
後援/北九州市教育委員会
共同開催/ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
北九州芸術劇場(公益財団法人北九州市芸術文化振興財団)
助成/文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
http://q-geki.jp/events/2020/figaro/
チケット: 全席指定 S席13,000円 A席8,000円 B席4,500円 高校生〔的〕チケット1,500円(枚数限定・劇場窓口にて前売のみ取扱・要学生証提示)※未就学児入場不可
演奏会お問い合わせ先: 北九州芸術劇場 TEL 093-562-2655(10:00~18:00)
小倉のフィガロについては、こんなズル、したことないが、事後報告でなく、
事前報告を書きます。良い天気で、今書きたくなったし、終わってからは
久しぶりのアンサンブル金沢のために列車移動、老骨?にはこたえるから。
北九州芸術劇場は、たいへん目立つ、建物で、川に面していて周りは広場と、
再建された奇麗な城があり、モダンな橋と共に散策によい環境の中にある。
大劇場は基本演劇ホールなので、デッドな響き。
オーケストラコンサートにはむかない(ベートーベンやショスタコならいける
かも・・・)のだが、言葉がよく聞こえるので、ピットに入ったオケでの
オペラはものによってはよい。
とはいえ、このシリーズは基本的にコンサートホールでのオペラ上演をやる
プロジェクトで、井上はオケをピットに入れず、演奏する姿と、音色を舞台と
同じ扱いでそのまま観客に届けるスタイルに固執してきた。
しかしここでは練習を重ねても、どうにもこうにも巧くいかなくて、苦しんだ。
スタッフに尋ねると「初めよりずっといいです」「曲の頭では違和感が強い
ですが、慣れるんですね人間は!」という返答。
指揮している場所というのは世界中響きは悪く、そこでは何にも客観的に判断
できなく、経験の想像力で指示するのだが‥‥自分で客席に行って聞けば聞くほど
絶望的な状態...野田さんに至っては、
「オーケストラが邪魔で俺は目の前の楽譜台を持ち上げてオケを見ざる聞かざる
状態でやっている」と・・・なっちゅうこった。全員忖度しやがって!
「え~~~い!ピットにオケを入れる!、でも30センチだけ!
オケの前には壁!譜面灯も漏れないようにする!!練習中止!休憩!!!」
事前にその程度の想像さえできない馬鹿指揮者、恥を忍んで叫び、ピットを降ろす始末。
でもその過程で初めて見えてきた舞台の全面の壁に何やら埋め込まれたスピーカーの
ようなものを発見。音響の石丸氏に「あれなんだ?」舞台スタッフは「確かに
スピーカーです」。
よ~~~し!これ使ってください!もちろん補助的に!!石丸氏「やってみまっす」
練習再開後10分。なんと今までの地獄は突然天国に姿を変えたのだ。
響ホール室内管弦楽団の音はマイルドになり、舞台からの声とうまくバランスが取れ
オペラハウスの音になったのだ。良かったホントに良かった,良い響きで一流の歌手
たちでモーツアルトが届けられる。
怖い怖い。自分の作った理想が、常に正しいと考えてはいけない。
理想はすぐ横にあるはずだ、そして出来ることは、・・・やるならば・・・そこに
ある環境の中で最大に探り、最良の方法を見つける努力をすること。
神は唯一のものでないとでも言おうか。
響ホールのオケもむかーしの九州の出来とは比べ物にならない標準に上がっていた。
さあ、肝心のお客さんたち、今日はコロナに負けないでホールを埋めてくれるだろうか?
本気で見たくて来てくれるだろうか? 超密度濃いでっせ!
ホテルの目の前の広場では野外だというのにディスタンスをとったお祭り???
らしいモノをやっている・・・・。
付録
30年以上前、三重県の津市で新日本フィルとマーラーの交響曲第二番復活を演奏する
ために訪れたことがあった。コンサートホールが建てられていた一角はまるで
ギリシャかローマの神殿のような素晴らしい場所。前の夜に津入りをしてコーラスの
練習を無事終え、夜遅くホテルに向かった。近くに夜店が出ていたので、フラッと出て
みた。そこでは老若男女が歩いていた‥‥まだスマホがない時代・・・でも夜だと
いうのに、いざなわれた夜店が有ったのは、煌々と明るい蛍光灯の下のアーケード・・。
行きついた先にあったのは張りぼての狐と張りぼての神社風のナニカ。
金魚すくいは風船すくい、おみくじは、自動スイッチで出てくる。
そぞろ歩いているネーちゃんたちは茶髪で高校生でも濃い化粧・・・・
なんだか恐ろしく違和感を感じホテルに帰った。
夜、ビールでもと思ったらまだ九時だというのにバーはオヒラキ・・・。
「俺はあの神殿のようなコンサートホールで何の「復活」を望んで演奏しようとして
いるのか...」と眠れなくなり、朝はコンサートに行く気もなくなった登校拒否学生に
なってぎりぎりまで起きられず、ああああゲネプロに行かなければ!と起きてタクシー
を捕まえようと、玄関に降りてもタクシーはない(いいホテルだったのに)
勿論、都会のように?「流し」はいない・・・・ホテルに頼んでやっとこさっとこ
タクシーが来るまで待つこと10分。練習に遅れ、全員に顰蹙を買い、、、、、、
それからこの都会っ子坊ちゃん指揮者は本格的な鬱病になってしまった。。。。。
。。。。。。。のだ。。。。ったぜ。
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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