ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ヴァイオリン:佐久間聡一
チェロ:マーティン・スタンツェライト
広島交響楽団
[フライヤーPDF]
チケット: S:3,800円 A :3,300円 B:2,800円 学生:1,000円(当日要学生証)
演奏会お問い合わせ先: 呉市文化振興財団(呉信用金庫ホール内)TEL:0823-25-7878 広響事務局 TEL:082-532-3080
このところ、ブラームスに熱中症。俺自身の精神構造から言って、
ブラームスが上手く振れる,又は共感出来る演奏になる指揮者だとは
何となく思えなくて、積極的にブラームスに傾注してきた過去はない
のだが、新日フィルとの2番、又広響での3番4番とエクストンの
勧めもあって真面目に取りかかっていた。以前ギドン・クレーメルと
のコンチェルトでクリスタル賞という大阪シンフォニーホールの賞を
貰った記憶にあるが、まあギドンとだし・・・と思って・・。
世の中の「思い込み」というのにはなかなか抗えないのが人間だ。
例えばマーラーに感情移入が烈しかった30代から40代にはマー
ラーサイクルを行ったし(携帯電話本番ぶち壊し事件ですっこ
ろんだり、母が亡くなったりした為CD販売の意欲をなくした経験)
そのあとはショスタコーヴィッチ連続演奏会もやったのだが・・・
ある日妻の珠世に
「ミイちゃんのブルックナー良いよ、なんというか身体の動きが
ああゆう音楽に合っている感じ・・マーラーよりも」と言わた。
・・・アアそういえばそうかも、、なんか無理矢理からだや感受性
を絞りだす感じではなくやれているよな・・・と気がついてから
積極的にブルックナーを取り上げた続け、それが鎌倉芸術館での
N響とのブルックナーの5年連続シリーズにつながった。
あのときも、あのN響からブ~は全くなかった経験がある。
自分では何となくブルは尾高忠明の世界、と決め込んだ学生時代
の思い込みに捕らわれていたようだ。
この様に、人はおのれの事を一番知っているわけでもないだろう。
今回新日とはチェーさんとバイオリンコンチェルト、広響とは
佐久間さん+マルティンさんでもあったがすんなりと進んだ。
オリンピックや殆どのスポーツのように勝ち負け、1番2番が
有る世界ではない音楽の世界では(勿論売り上げが多いのが良い
演奏というわけでもない)楽員さんが耳打ちしてくれる
「ミッキーのブラームスいいね」が多いから良い、とか、又再演
してくださいとオケの代表に頼まれるから良いわけでもない。
ましてやお客さんの拍手が多いから良い演奏というわけでもない。
じゃ~~なんなんだ!キジュンハネエノカ~!
と言われそうだが、、、答えは
「ない!!」
確かに世界的なオーケストラに呼ばれることが一つの基準ではある
が・・・それも、ここでは細かく説明しないがそうでもない事が
多い。
僕の場合自分のもう一つの耳と、もう一人の自分の判断+何人かの
センスを信じている知人友人の言葉で納得することにしている。
また、僕は今までも沢山のコンサートに観客として聴きに行くこと
が多かった。それは音楽が好きと言うことよりも、多分自分の
価値観を試し、確認するためだったような気がする。
絵描きが彫刻家が展覧会に行くとは思えないが、僕は作曲家ではない
から,その辺微妙に違う。
作曲をするようになってからは、鏡の向こう側から自分を確かめる
道も開けたと思っているけれど。
ま,,,難しいんです!!
広響はもう40年前から時々行っているが,今年のメンバーとの経験
では、ものすごく素直に俺の目指す道を理解しようとしてくれて
有りがたかった。
そして最近増えた若い楽員さんと多少世代が上の楽員さん達(男性が
多いかな)の関係もぶつかり合いながらもそれがプラスに、なって
なれ合いを防止しているように感じもした。下野君の力なのかな?
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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