▽N響第1968回定期公演
1.「シンフォニア・タプカーラ」(伊福部昭)
2.交響曲第10番 ホ短調 作品93(ショスタコーヴィチ)
(2022年11月12日(土)開演 6:00pm NHKホール)
▽番組後半は1979年と83年の井上道義指揮の公演から
・交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」から第1楽章、第4楽章(メンデルスゾーン)
収録:1979年7月28日 NHKホール「NHK交響楽団 青少年のためのプロムナードコンサート」
・歌劇「フィガロの結婚」序曲(モーツァルト)
収録:1983年3月23日 NHKホール「第65回青少年のためのプロムナードコンサート」
NHK クラシック音楽館 ウェブサイト
いつも感じるが...NHKテレビの録画のカメラリハーサルがゲネプロ
のある1日目で可能な録画が全国放送されるが、2日目のほうが
自由な音楽的な飛翔が当然感じられると思うので、残念に思う。
単純にコストパフォーマンスの問題であることは重々理解できるが。
最近、NHKのコンサート録画技術とそのセンスに進歩がみられるの
で、さらに欲を言いたくなった。特に伊福部昭の作品に不可欠な
土の匂い、泥や草や湿気や繰り返しの労働などを表現することは
N響でなくとも難しいのだ。だって今や田んぼのあぜ道まで
コンクリートになってるし、仕事も機械化が進み、肥溜めなんて
ない時代だから、想像力の中に入るには時間が要るのだ!
録画すること、4Kなどの映像で録画すること自体は専門家の手
を離れて可能になっている現在、素人には出来ない高度な技を
持つオーケストラの音楽表現を、映像表現としても専門的な技術を
もって芸術的表現をするべき時代に入ったと思う。
音楽大学などでも映像専門の教育をやっているところもあのだから。
ただしヨーロッパでも安易にホール内にカラフルな電飾を入れ
たりする方向に行く国もあるがそういう意味で言ってはいない。
それはそれとして・・・・指揮者を正面からとらえるカメラの
角度など、下からあおって、鼻の中まで見えそうなものとか、
汗が飛んでいるのをことさら見せるようなものはさすがになく
なったし、何もしてない奏者を、映し出してしまったりすることも
ない。ショスタコーヴィッチの世界をとらえることに専念出来て
きていると感じもした。ありがたい。
とはいえ20代の時の自分が突然人前にさらされるのはちっとも構わ
ないが30代、変に忙しく、変に悩み事が続き、結婚生活も危機だった
ころのフィガロの結婚序曲は文字通り最低な表現意欲の薄さが露呈
して、消しゴムで消したかった、ハハハ。
でもまあ今のほうがマシだと確認できたから、まあいいか!!
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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