祝・日比谷野音100周年～SaLaDスプリングコンサート野音 de オーケストラ

2023.05.04
日比谷公園大音楽堂
午後 3時開演

バデルト：映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より
アンダーソン：プリンク・プランク・プランク
J.シュトラウス2世：ワルツ《春の声》 op.410*
ヨゼフ・シュトラウス：ワルツ《天体の音楽》 op.235
グローフェ：組曲《グランド・キャニオン》より「第1曲日の出」、「第4曲日没」、「第5曲豪雨」

指揮／井上道義
ソプラノ／中川郁文（*の曲に出演）
司会／中井美穂
管弦楽／東京都交響楽団

チケット：事前申込制（全席指定・入場無料）
申込方法：サラダ音楽祭オフィシャルWEBサイトにて、申込受付を行います。
募集期間：2023年3月27日（月）14:00〜4月17日（月）23:59

【道義より】

中川郁文さん相当よかった！成功成功、期待の新人過酷な野外の条件ものともせず
生来の明るさをお客さんに届けた。高い音でジジイが夢見心地になり長く引き
伸ばされた場所もものともせず！フフフ。未来が解き放たれた！次男のヨゼフ
「天体の音楽」と違って長男の音楽は本当に明るい音楽。
小池百合子知事、とても元気、ユリの花ではなく指揮棒を受け取っての
シュトラウスお父さんのマーチ、意外に振り方などからこの人本当は優しい人か？？
と勝手に新？発見。

実は３０年前、京響の音楽監督５年目だった俺が、あの町のお役所の人々が
新しく見える文化・・・
（世の中には、神が時を作り、光をもたらし、星を生み出し、命をもたらした
というような意味で真に新しいものなんぞはなく、そこに在るものの
それまでにない組み合わせを人が「新しい！」と名付けるだけだが）
・・・に対してとても後ろ向きであったので・・・
「ならば！！俺が市長として、それを強く求める真の京都の人に語りかけ、
本当の芸術文化の中心にするぞ～～～～」と飛び込む意志を持った時、
百合子さんは、「あなた男なら、今しかないでしょ！」と強力に協力、
・・・・危なく・・・立候補しそうに・・・。
僕の知人友人全員に止められたがだから飛び込まなかったのではなく、
客観的に指揮者として一生歩む方が数倍血沸き肉踊り、自分の与えられた
才能もそっちの方に向いていると、そしてその方が難しいことだぜと
生意気にも判断したのだった。

それ以来、小池さんがマスコミなどにあーだこーだ書かれたりするのを、他人事として
見ることが出来ない・・・・勝手な俺だ。

今日は日比谷公会堂のリニューアルが遅れているので、ぜひ進めてくださいと進言しま
したら、「ハイ」とおっしゃり、指切りげんまんしてくれました。（子供っぽいですが）
暑いほどのよい天気の下、ゲネプロの時に大声で鳴いていた鳥たちやヘリコプターの
騒音も運よくほとんどなく、グランドキャニオンでもピアニッシモから稲妻の大音響
まで、音楽的であろうとするメンバーたちと、３０００人の選ばれたお客さんは、
平和なひと時を過ごした。

７７歳で海賊に化けて騒ぐのは・・・・全身全霊しぼる。明日はベートーベン５番だ。

追記
日比谷公会堂リニューアルの遅延はコロナ騒ぎとオリンピック巨大スタジアムの
キャンセル事件の影響です（ザハハディードの設計、もし実現してたらコロナで無観客だった
オリンピックだ、大大赤字の上、無用の長物が残り、今ラグビー場や野球場移転など
で実現する少なくとも前向きの計画（銀杏並木等も残る）なんぞなかっただろう。