OEK 第477回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

2024.02.18
石川県 : 石川県立音楽堂 コンサートホール
午後 2時開演(午後 1時開場)

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道義×OEKの歴史を込めた直球ド真ん中

ハイドン : 交響曲 第100番 ト長調 Hob.Ⅰ-100「軍隊」
武満徹 : 弦楽のためのレクイエム
武満徹 : 3つの映画音楽
グルダ : チェロ協奏曲 / ルドヴィート・カンタ[vc]

オーケストラ・アンサンブル金沢

チケット: SS席7,000円S席6,000円A席5,000円B席3,000円スターライト席1,500円車いす席6,000円 ・一般発売日:後日発表
演奏会お問い合わせ先: 石川県立音楽堂チケットボックス TEL 076-232-8632 / オーケストラ・アンサンブル金沢 TEL 076-232-0171

【道義より】

能登地震のために楽員さんによるバケツ募金を行い、・・・・以前岩城宏之さんの
アイディアではじめた方法・・・85万円が集まりました!1,400人のお客さんで
この額です!すごいでしょう。ありがとうございました。


今日のプログラムは徹底的にほかの指揮者には似合わない・・・そう、
別の言い方では、スタイルが違うのでいろんな意味で相当難しい、三種プログラム。
3つの時代、3人の徹底的に自分を生きた人の作品たち。俺の器が試された。
ハイドンの「軍隊」は「軍楽参加」と名付けても良い作品。
軍隊にも入り込んでいる「音楽」、又は軍隊に邪魔されるクラシック音楽。
ハイドン氏はその頃、軍楽隊には出て行って欲しい?と思って書いていないか?
ヨゼフさんの宮廷との関係を思い、ロンドンでの経験を想像するスコアだ。
威嚇的な打楽器群とトランペット(集合ラッパ?朝の起床用ラッパ?)が2楽章と
4楽章に出てくるが、彼らは...1楽章、3楽章は何故か待たされて座っている・・。
(ベートーベンの第九や田園には似たような扱いで打楽器、金管楽器やピッコロもが
終盤に出てくるがどうも村のお祭り楽器奏者風で軍楽ではないし音出しは終盤のみだ)
意識的にか、この作品に一ヶ所だけ、ラッパのソロが鳴らされるが、指揮をしながらいつも
違和感を持っていた。今回、軍隊の皆さん?に下手側に待機してもらった。
ショスタコーヴィッチやベートーベンからの経験からの深読みしすぎでしょうか?
あの時代も軍楽隊と宮廷付音楽家とはすんなりいっていなかったのでは?

この古典的で平和な明るさのある作品で、若返りつつあるメンバーと古参のメンバー、
どちらも良い面が出たと思う。
皆さんの判断をお持ちしたい。
もっとも最近はoekはオーケストラの背骨と思われる、ハイドンは演奏してないようだし、
コンサートの批評を求めることもやめているようだ。


【!何をやっているんだ全く!OEKでは真に優れた室内オーケストラとして世界に名を響
かせ始めていたのに。井上の後せっかくディレクターの岩崎氏が招聘したミンコフスキー
や、最近監督になった広上氏は、オケを大きくしたがったりするし、自分のやりたいこと
を無理に金沢でやったり、またはオーケストラの金沢の財団との関係ばかり気を使い、
音作り、プログラム作りの判断の基準を日本やアジア、又は世界に持とうとしない。
このサイズだからこのホールだから、今という時代だからこそ出来ることを探るべきだ!】


そして武満さんの若書きと脂ののった、しかし忙しい映画音楽時代の弦楽のみの名曲。
どちらも何処かに死の匂いがあるしかし色彩のある作品。僕は彼に生前強く言われた
ように「ブラームスの交響曲やコンチェルトやフランスのシャンソンのように堀の深い
歌い方で!と」自分で歌ってくれたのを演奏に刻印しようとしました。
そこにコンサートマスターのアビゲールヤングは刻印を押した。

最後に遠いけれど近い友、ルド!!、「カンタさん」とグルダの作品。
チロル風、又はトルコ風ダンス、又は60年代ジャズ、又はヘビメタ的な?日本では
パチンコ屋音楽?ともとられる非常に楽しい音楽。
最もカデンツアは真に現代音楽!それを彼は全力で充分に若々しくも苦み走って演奏。
拍手は彼に!
そしてベースのルビナス氏へも!電気増幅なしにコントラバスが金管楽器の
咆哮の中でもビンビンと響く!
ああ、忘れるところだった!照明と舞台転換は手練のホールスタッフ細心の創作!


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」

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チャイコフスキー:交響曲第4番
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