大阪フィル ザ・ファイナル・カウントダウン Vol.1 (2023年7月17日延期公演)

2024.03.28
大阪府 : ザ・シンフォニーホール
午後 7時開演(午後 1時開場)

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〈道義×小曽根×大阪フィル ショスタコーヴィチ&チャイコフスキー〉

チャイコフスキー : 歌劇 「エフゲニー・オネーギン」より"ポロネーズ"
ショスタコーヴィチ : ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 op.102/小曽根真[Pf]
チャイコフスキー : 交響曲第4番 ヘ短調 op.36

大阪フィルハーモニー交響楽団

演奏会お問い合わせ先: ABCチケットインフォメーション TEL:06-6453-6000

【道義より】

シンフォニーという名の作者の悲哀の大爆発、世の中の常識に対して苦しみ悶えながら
自己の生き様を自己愛と才能を頼りに肯定しようという、作品。これぞロマン派の真骨頂。
オーケストレーションが素晴らしいので、そこに目が眩み...仕方がないけれど...
「カッコイイ演奏」ばかりが世にはびこるこの作品、今日道義は10年前に、自分の病気の
克服を投影した音作りを試みていたが、その経験をもう一歩遠くから俯瞰し、誰もが持つ
「他者との協調が不可能な残酷な出来事の叫び」の音楽化を完成させた...つもり。
テンポは多少遅めにとらえたがスコアにないものは付け加えはしなかった。
つまらない、若者が、巨匠が、みながやる誇張など知ったことか!
彼は愛されたい愛されたい病、求めたのは舞台上の幻影。現実には得られない無限大の愛。
これで4番も打ち止め。時はだれにも止められない。
大フィル、一番後ろのエキストラ奏者迄渾身の腱鞘炎へ炎上ダイビング。感謝。誰の耳にも
昔のレニングラードフィルよりクライマックスでは音量があり、クラリネットの弱音は
チェリビダケミュンヘン並みだった。声援にも良い声が居たな。


ショスタコーヴィッチの小曽根さん、2番は初めて!子供の頃練習曲〈ハノン〉から逃げた?
からこそ今の彼が居るのに「ああ、この音型に50年経って復讐されるとは!」と嘆いていた。
道義から〈波音〉で良いのに、と言われて肩の力が抜けたと言ってくれたが、今回、ジャズを
弾く脳味噌、とクラシックを弾く脳味噌、の違いを小曽根真という大変な才能の音楽家でさえ、
どんなにか境い目を行き来するのが難しいか思い知った。1番と2番のカップリングで通訳?
があの世に拘留される頃,CDとなるだろう。お楽しみに。


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ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

Schedule

降福からの道 欲張り指揮者のエッセイ集
「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 「レニングラード」

大阪フィルハーモニー交響楽団

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大阪フィルハーモニー交響楽団

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チャイコフスキー:交響曲第4番
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