2024年度 全国共同制作オペラ [金沢] プッチーニ 歌劇『ラ・ボエーム』

2024.10.26
金沢歌劇座
午後 2時開演

全4幕/イタリア語上演/日本語・英語字幕付き/新制作

[公式サイト] https://la-boheme2024.jp/

キャスト・スタッフ
指揮[Conductor]
井上道義 Michiyoshi Inoue

演出・振付・美術・衣裳[Stage Director, Choreographer, Designer]
森山開次 Kaiji Moriyama

ミミ[Mimì]
(東京・名取・京都)ルザン・マンタシャン Ruzan Mantashyan
(兵庫・熊本・金沢・川崎)[変更後]中川郁文 Eri Takahashi

ロドルフォ[Rodolfo]
工藤和真 Kazuma Kudo

ムゼッタ[Musetta]
(東京・名取・京都)
[変更後]イローナ・レヴォルスカヤ Ilona Revolskaya
(兵庫・熊本・金沢・川崎)
イローナ・レヴォルスカヤ Ilona Revolskaya

マルチェッロ[Marcello]
池内 響 Hibiki Ikeuchi

コッリーネ [Colline]
(東京・名取・京都)
スタニスラフ・ヴォロビョフ Stanislav Vorobyov
(兵庫・熊本・金沢・川崎)
杉尾真吾 Shingo Sugio

ショナール[Schaunard]
(東京・名取・京都)
高橋洋介 Yosuke Takahashi
(兵庫・熊本・金沢・川崎)
ヴィタリ・ユシュマノフ Vitaly Yushmanov

ベノア[Benoit]
晴 雅彦 Masahiko Hare

アルチンドロ[Alcindoro]
仲田尋一 Hirohito Nakata

パルピニョール[Parpignol]
谷口耕平 Kohei Taniguchi

ダンサー[Dancers]
梶田留以 Rui Kajita
水島晃太郎 Kotaro Mizushima
南 帆乃佳 Honoka Minami
小川莉伯 Riku Ogawa

管弦楽[Orchestra]

読売日本交響楽団[東京]
Yomiuri Nippon Symphony Orchestra

仙台フィルハーモニー管弦楽団[名取]
Sendai Philharmonic Orchestra

京都市交響楽団[京都]
City of Kyoto Symphony Orchestra

兵庫芸術文化センター管弦楽団[兵庫]
Hyogo Performing Arts Center Orchestra

九州交響楽団[熊本]
The Kyushu Symphony Orchestra

オーケストラ・アンサンブル金沢[金沢]
Orchestra Ensemble Kanazawa

東京交響楽団[川崎]
Tokyo Symphony Orchestra

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スタッフクレジット Staff Credit

辻 博之[合唱指揮]
Hiroyuki Tsuji, Chorus master

足立 恒[照明]
Hisashi Adachi, Lighting designer

山田晋平[映像]
Shimpei Yamada, Video designer

中村友美[美術コーディネート]
Tomomi Nakamura, Scenery coordinator

林なつ子、朝野なつ美[衣裳コーディネート]
Natsuko Hayashi, Natsumi Asano, Costume coordinators

石原ももこ[メイクコーディネート]
Momoko Ishihara, Make-up coordinator

石丸耕一(東京芸術劇場)[音響]
Koichi Ishimaru, Sound designer

佐藤正浩、粂原裕介、瀬山智博[副指揮]
Masahiro Sato, Yusuke Kumehara, Tomohiro Seyama, Assistant conductors

服部容子[コレペティトア]
Yoko Hattori, Korrepetitor

奥村啓吾、彌六[演出助手]
Keigo Okumura, Miroku, Assistant directors

美木マサオ[振付助手]
Masao Miki, Assistant choreographer

酒井健[舞台監督]
Takeshi Sakai, Stage manager

關秀哉[プロダクションマネジャー]
Hideya Seki, Production manager

阿部太一[広報デザイン]
Taichi Abe, Publicity materials designer

【道義より】

森山開次と15年ほど前ここ金沢で出会ってから昨日、幕が下りた(幕は無い演出だけど)
この粘り強いマルチな才能を持った人とはウマが合い文字通り2幕の「お馬さんとラッパが
欲しい」と駄々をこねる道義の意見は蟒蛇のように全部採用してくれている。
その駄々こね役の少年は金沢では蓮人(レント)と言う名の少年。野村萬斎と俺が音楽堂で
やったビゼーのおもちゃ箱の舞台を見に来て感激して今回参加したとのこと。
きっと何者かになる。

そう,lento,切符の売れ行きも金沢が遅く他の6ホールは早々に完売だったが最後まで切符が
(席が)残っていたため全国からずいぶんと観たい人が来た結果になったのは良いこと。
30年ほど前、気が合ってイタリアなどでオペラ談義をしたソプラノの中丸三千絵は北海道
から聴きに来て、あいつらしく大げさに「日本の音楽史に残るパフォーマンス」と感激して
くれたし、熊本からバスを乗り継いで聴きに来たという親子とホールの昭和的喫茶室で遭遇し
たり、12月30日聴きに行きますという人に声をかけられたりとかも。

今回プッチーニはアンカナから25人エキストラが25人と、いわゆるアンサンブル金沢の
良い面が、すっと出る作品ではないが、歌劇座と言う名ばかりの観光会館は弱音に苦労した。
そろそろ建て替えねば!
京都の中途半端なロームシアターと同様見切れる席もあり、音響的に難しかったが、歌手
たちが練れていたので本番の結果は良く、音響スタッフには感謝だ。
子供のコーラスも大きな子とちいさい子のバランスも良く、未来は明るい。


しかし一歩外に出ると町は外人のルツボ。ホテルもいっぱいでどこもかしこも予約予約!
俺が居たころの金沢は「よき時、よきところ」だったようだ。
新幹線さまさま、はい、便利ですがね。

追記、俺のオペラの終わりに少年と空気の幅を計るような場面の元となった21世紀美術館
の屋上の黄金の彫刻「雲を計る男」を主人公タロー役の工藤和真君が発見してくれた。
きっと作品の意味も氷解したと思う。


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「今はショスタコーヴィチは僕自身だ! 」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会at日比谷公会堂」。 日本人指揮者唯一の偉業となる一大プロジェクトをぜひお聴き下さい。

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「僕の人生、音楽だけではないが、正面から指揮をやってきたらこれほどの発見があったことに驚いている!」

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