~道義のベートーヴェン!
究極の「田園」「運命」×大阪フィル~
ありがとう道義!そして永遠に!
ベートヴェン:交響曲第6番「田園」
ベートヴェン:交響曲第5番「運命」
大阪フィルハーモニー交響楽団
チケット: A 9,000円 B 7,000円 C 5,000円
演奏会お問い合わせ先: ABCチケットインフォメーション Tel: 06-6453-6000
この二曲を正面から指揮するのは人にとって真のチャレンジ。
体力的に今の道義には特に。
5番の1楽章は右腕にとって過酷。オフビートを常に前進させねばならないし、
リズムが転んだら最後だ。すべての構造の基幹である4っの音の動機は、この巨大な
構造的作品のどこで鳴っていても人々に届かねばならないし貴石のように美しく
輝いていなければならない。人の手による芸術としてこれほど要らないものを
そぎ落とした曲は数少ない。喜びが永遠のように続くフィナーレは聴く方にも
演奏する方にも必然的な時間として成り立たせる演奏は、実は1楽章よりも至難
なのだ。この世で自分が今ここにいる意味をそのもののように。
6番は人間の自然との関係を表現した5番とは対照的、似て非なる作品。
目に入ってくる、聞こえてくる、匂ってくる、ぬくもりや、激しい嵐、
全て、古典的に言えば「神の仕業」の世界の調和が、音の中に確認できねばならない。
現実の舞台では体験できない、外の世界(アウトドア)と思われる音が選ばれ
ねばならない。
どっちも一朝一夕には出来ない事・・・・・。
外に向かう大きな編成と、内なる世界を表現する室内楽的編成ではっきりと
コントラストを表現しました。それは子供の頃から何が名曲なんだ?何故みんな狂った
ように繰り返し演奏するんだ?という疑問への私からの答えでもありますが、
ベートーベン自身の『造り物』創造の原動力でもあったはずです。ソナタ形式に不可欠な
対比。
長年数えてみたら250回ほど演奏を重ねてきたこのオーケストラで指揮者の
最後の日にそれが出来なかったらなんと恐ろしいことだっただろう。
このような作品のためにこそ建てられたようなホール。
いままた、変貌を告げている大阪の北のさらに僻地でまだ建てられたままの形で、
佇んでいるシンフォニーホール。ありがとう。心から温かく迎えてくれたお客様
一人一人に、また大阪という商業中心の街の中に人間が成せる最も高潔な灯台に
明かりを絶やさない関係者の皆様に感謝します。
皆さんの眼が「雲の上の高い城を建てましたね!」と僕の全身に伝えてくれました。
テレビでクラシック、それもオーケストラ音楽がそのまま伝わるかというと・・・・それは無理と言い切る。
【NHK/Eテレ】クラシック音楽館 / N響 第1849回 定期公演
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
今日はさらにいい演奏になる と思うのが人間の原点。でも良い演奏という基準はなんだ?
N響 第1849回 定期公演 Cプログラム
一杯のお客さんに囲まれた昨日は、本当の意味で正直に、大フィルの持つものすべてが表現された音楽会だった。
大阪フィル《創立70周年記念》第50回東京定期演奏会
武満さんは、作曲家。死んだ後も続く強く存在!そう再確認した一日だった。
新日本フィル #568 ジェイド≪サントリーホール・シリーズ≫
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